2012/02/08

R.I.P...

The one of "Greatest Rapper"
"Big Pun" a.k.a. "Big Punisher"
(Represent : Terror Squad, Bronx)


R.I.P. Christopher Lee Rios
Nov 10, 1971 – Feb 7, 2000


現地時間で12年前の今日、正に"飛ぶ鳥を落とす勢い"で次々にヒットを飛ばしていた彼は
わずか28歳という若さで突然この世を去ってしまいました。

死因は多分、太り過ぎによる「心臓発作」

1997年、当時のHip Hopシーンをリードしていたレーベル"Loud Records"より
デビューシングル"I'm Not A Player"をリリース。


"日本語ラップHEADS世代"の僕にとっては、かなり衝撃的だった一曲である
だったという事もあり、よくイントロ部分で2枚使いしたもんでした。。。

1stアルバムの表紙では"自由の女神"に見立てたプエルトリカンの女性の背後から
彼女の胸を鷲掴みにしているジャケットが話題に、そして若干問題になり、
2種類のジャケットが存在するのは結構有名なお話ですよね。


そしてこの頃からHip Hopシーンでは空前の"Promo盤"ブームが到来。
(レコードを掘っていない世代の人には分からないだろうけど。。。)

DJやRadioでかける用にプレスされたレコードの事で、
正規盤には収録されていない"Instrumental""Acapella"などが収録されてて、
当時はみんなこぞって渋谷界隈のレコード屋の入荷日に並んだり、レアな盤には
高額が付けられたり、みんな必死こいて買い集めたもんでした。

僕の全て"Promo盤"コレクト病が発病したのもこの頃でした。。。

デビューシングル"I'm Not A Player"の続編に当たる、R&Bシンガー"Joe"
フィーチャリングした大ヒットシングル"Still Not A Player"


そして"双子"同然の存在、"Fat Joe"と共に1992年にリリースされた
"West Coast Classics"である名曲"Deep Cover"をまんま使いした
"Twinz (Deep Cover '98)"を同時リリース。


ちなみにこっちが"1992年"産のオリジナルです。

...どっちもカッコいいですよねぇ〜♪

"Promo盤"ではこの2タイトルは別々のレコードだったのですが、
正規盤では収録内容が大幅にカットされてA/B面に1枚になってのリリースでした。

当時(多分未だに)から"Deep Cover / Dr. Dre introducing Snoop Doggy Dogg"
オリジナルPromo12インチはかなり"激レア"だったので、
"Twinz""Promo盤""Instrumental"が収録された事は
かなり嬉しくて、ラッパーの人達もこぞって使いたがったのを覚えています。。。

(当時から当たり前の様にオリジナルを使っていたのは"MURO"さんでしたが...)

その他にも"Noreaga" (現 "N.O.R.E.")をフィーチャリングした
"You Came Up"も未だに根強い人気を誇る名曲ですし、
シングルカット曲以外にもいい曲満載の"Capital Punishment"
隅から隅まで本当に良く聴いた思い入れの深いアルバムです。

あとは様々な客演も見事にこなしていて、個人的に大好きなのがこれ。

昔から不思議とプエルトリカンの人のノリや表情が好きで、
このPVは観てるだけでHappyになれる大好きな一曲です♪
(特に"Jennifer Lopez"が世界一好きだってのは内緒。)

1stアルバムから2年後、Hip Hopシーンが劇的に変化し、大革命が起きた
"2000年"に待望の2ndアルバム"Yeeeah Baby"をリリース。

不朽の名曲"It's So Hard""100%"など、数々のヒット曲を飛ばし、
New YorkのHip Hopシーンにおいて欠かす事の出来ない存在になった矢先、
彼の訃報は全世界のHip Hopファンを悲しませる事になりました。

僕も最初その訃報を聞いた時は「はっ?嘘でしょ?」くらいの感じでした。
まさか彼がこんなにも早くこの世からいなくなるなんて思ってなかったですし、
Biggieや2PacやBig L、JMJの時とは違い、死因が病気だったという事が、
「何かの間違いなんじゃないの?誤報じゃないの?」という気持ちに
させたのですが、すぐに誤報ではなく現実となってしまいました。。。

僕は彼の音楽やラップスタイルがスゴく好きで、Promo12インチは勿論、
全アルバム、そして関連作品・客演作品、全て"2枚買い"してました。

リリースされる彼の作品全て、隅から隅まで聴き倒してきたのですが、
彼の死から12年経った今も全く色褪せない名曲だらけだなぁと思います。



前々回・前回に引き続き、今きっと街全体がお祭り騒ぎになっているだろう
"New York Giants"ネタで、彼の作品にもこんな一曲があるんです♪

"New Yorker"はどんな人だろうと、地元のチームを応援してるんだなぁ!!
...って再確認させられますよね♪

あぁ...そう思えば、今NYC旅行はバッチリのタイミングなんだよなぁ。。。
この時期はエアーチケットも安いし、歴史上最大の"円高"だし...

...あ、それより何より先に風邪を治せって話ですね。